人と地球に優しい環境政策のトップランナーを目指します

広場8

2020年度のトピックスを紹介して行きます。

回数掲載テーマキーワード掲載月
第1回コロナウイルス世界的な脅威です2020/4
第2回コロナウイルスⅡ世界的な脅威です2020/5
第3回コロナウイルスⅢ世界的な脅威です2020/5
第4回コロナウイルスⅣ世界的な脅威です2020/6
第5回コロナウイルスⅤ世界的な脅威です2020/6
第6回コロナウイルスⅥ世界的な脅威です2020/6
第7回コロナウイルスⅦ世界的な脅威です2020/7
第8回コロナウイルスⅧ世界的な脅威です2020/7
第9回コロナウイルスⅨ世界的な脅威です2020/7
第10回コロナウイルスⅩ世界的な脅威です2020/8
第11回コロナウイルスⅪ世界的な脅威です2020/8
第12回ベートーベンピアノ協奏曲2020/8
第13回コロナウイルスⅫ世界的な脅威です2020/8
第14回東海道53次佐川美術館2020/8
第15回安倍首相辞任長期政権の終焉2020/8
第16回コロナウイルスXⅢ世界的な脅威です2020/9
第17回NETFLIXchicago fire2020/9
第18回政権交代学問への政治の介入2020/10
第19回コロナウイルスXⅣ世界的な脅威です2020/10
第20回環境の異変朝顔と夕顔が満開です2020/10
第21回ラモーフランスオペラ2020/10
第22回コロナウイルスⅩⅤ世界的な脅威です2020/11
第23回コロナウイルスⅩⅥ世界的な脅威です2020/11
第24回コロナウイルスⅩⅦ世界的な脅威です2020/11
第25回はやぶさ2カプセル無事に地球に帰還2020/12
第26回コロナウイルスⅩⅧ世界的な脅威です2020/12
第27回コロナウイルスⅩⅨ世界的な脅威です2020/12
第28回鬼滅の刃歴代1位の興行収入映画2020/12
第29回今年の10大ニュース猪子兼行2020/12
第30回コロナウイルスⅩⅩ世界的な脅威です2021/1
第31回コロナウイルスⅩⅩⅠ世界的な脅威です2021/1
第32回NETFLIXOutbreak(映画)2021/1
第33回NETFLIXOutbreak続き(映画)2021/1
第34回コロナウイルスⅩⅩⅠ世界的な脅威です2021/1
第35回麒麟がくる大河ドラマ2021/2
第36回コロナウイルスⅩⅩⅡ世界的な脅威です2021/2
第37回コロナウイルスⅩⅩⅢ世界的な脅威です2021/2
第38回びわこ毎日マラソン日本新2021/2
第39回コロナウイルスⅩⅩⅣ世界的な脅威です2021/3
第40回大震災10年大地震と津波と原発事故2021/3
第41回コロナウイルスⅩⅩⅤ世界的な脅威です2021/3
第42回コロナウイルスⅩⅩⅥ世界的な脅威です2021/3

- 第1回:感染症の脅威(2020年4月)
人間社会にとって世界レベルでリスクが増大している。新型コロナウイルスの脅威である。
アメリカのジョン・ホプキンス大学の毎日の統計を注意深く見ていると世界の感染ルートがよく理解できる。2020年の年明けから中国の武漢で始まると中国全土、韓国、イラン、イタリアなどに感染が拡大していった。日本も2月下旬から中国観光客や韓国、台湾などの観光客からの豪華クルーズ船からの感染から始まって3月中旬には加速度的に感染者が増大していった。そしてこのままでは医療崩壊の危機との判断により4月7日に政府が非常事態を宣言した。今は宣言が出て1週間が経過している。3密の回避という対策で密閉、密接、密集を避けて国民全員に80%の自粛を要望している真っ最中である。
医療従事者も感染し、ベッド数が不足したため感染者で軽傷な人をホテルに移動したり自宅で待機するという対応に追われている。自粛要請のために学校、遊興施設やスポーツ、演芸、コンサートホール、映画館、カラオケ、ボーリング場など全て自粛要請に入った。大都市圏の東京、大阪、福岡は非常事態が宣言されておりその他も県知事の権限でほぼ同様の処置が進められている。
会社も可能な限りテレワークである。こうなるといつまで持ちこたえられるかの我慢比べになりそうである。

- 第2回:感染症の脅威(2020年5月)
5月も中旬の19日を迎えコロナの脅威は継続している。
ちなみに世界全体で460万人以上が感染し31万人が死亡している。日本国内は1.6万人が感染し763人がお亡くなりになった。国は全都道府県に緊急事態を発令し移動の自粛を続けてきたが、39の県は解除された。しかしながら3密の回避は今まで通り進めていくが、飲食店や映画館やデパートなどは3蜜回避が条件で再開を認可している。この流れは世界的で感染者、死亡者が圧倒的多数のアメリカもトランプの経済優先宣言により自粛が緩和となっている。専門家や医師からは、時期早々とか第2、第3の波が早々に来ることがマスコミを通して訴えられている。とにかく我慢しながらの経済活動再開であり当面は油断できない状況下である。こんな時は音楽や家庭での映画鑑賞が気が紛れる手段になってきた。

- 第3回:感染症の脅威(2020年5月)
5月30日を迎えてコロナ渦の世界は大変な様子になってきた。
国内は、緊急事態宣言が全国で解除されており数字的には感染が抑えられている。累計の感染者数は16804人、死亡者は886人である。流行の中心は南米やアフリカに移っており今後の第2波が心配されている。そんな矢先に飛び込んだニュースが、中国の香港に対する取締りの強化である。デモに対して力づくで押さえ込みにかかっていて中国の全人代は強化法を制定し香港の制度独立を許さず1国2制度から1国1制度に移行の法案を可決した。これに対してトランプ大統領は今までの香港に対する優遇策を解除すると発言し米中の対立は激化している。同じくトランプ大統領は中国寄りのWHOのコロナ感染対応を批判してWHOから脱退する意向であることを表明した。アメリカ議会がどんな結果を出すか分からないが、世界は米中の激化によって不安定な時代を迎えることになった。今や昔の米ソの対立から完全に米中の対立に変化した。新型コロナによって世界は激動を増幅したと言える。
今後は、経済、社会の変動についてファクトは捨てて真実を客観的に捉えるように努力していきたいと思う。

- 第4回:感染症の脅威(2020年6月)
6月14日現在、世界の感染者数は780万人、死者は43万人に達した。日本国内は感染者数が17347人、死者数が927人である。
世界が経済に舵取りしており社会活動を再開してきているが、第2波が心配される。スポーツではプロ野球が6月19日に無観客試合でペナントレースをスタートする。待ち遠しいことに間違いないが、やはり観客なしは寂しいしいつから観客が生の試合を見ることができるのか全く想像できないのが現実である。2020年は間違いなく将来的に歴史に残る年になるに違いない。過去に世界不況は1929年から1930年の大恐慌。2回の世界戦争の期間を除くと、次が世界金融危機の2007年のリーマンショック。そして今回の新型コロナにより自粛が続き人とものの流れが停止したことによる経済危機である。今回は全世界が対象で出口が見えないのが危機である。おそらく専門家の言うように治療薬やワクチンが開発されるまで元に戻ることはないであろう。

- 第5回:感染症の脅威(2020年6月)
6月19日になって県をまたいだ自粛の解除が始まった。プロ野球も無観客で予定通りスタートした。しかしながら世界的には1日の感染者が更新されるなどまだまだ増え続けている。抗体数を調査した結果では、まだ日本で0.1%くらいの人しか新型コロナの抗体を持っていないそうである。そこで、第2波の流行前にワクチンの開発が進むように医療の専門家が急いでいる。

- 第6回:感染症の脅威(2020年6月)
6月27日にノーベル賞の山中先生がテレビに出演しリモートで有吉佐和子と対談したので視聴した。
このコロナウイルスは全く未知のウイルスの為まだ全容が掴めないことと5年後には恐らく減少しているが、全くなくなるものではないと考えて付き合っていくことが重要であるとのことであった。日本は世界的には感染者も少なく死者数も多くないが、この原因がはっきり分かってないことも広く伝えたい思いもあって家族や仲間のマスコミで意見を言わない方がいいという忠言をあえて断り専門家ではないが影響力が大きいという立場で助言することにしたと伺った。
マスコミでは色々な専門家というお医者さんやコメンテイターが日々テレビラジオというマスメディアを通して意見を言っている。国民は誰のいうことが真実か未だ分からず、日々の行動制限に至っている為3密やマスクの効果を疑う人までいるのが実態だ。特に東京の都心で感染者が減らない理由は分析の結果若者が多いという結果だ。今や総理が話すよりも山中先生や尾身先生の話が説得力がある社会であることは間違い無いと思っている次第だ。

- 第7回:感染症の脅威(2020年7月)
コロナの感染者がまた増加してきている。6月19日に自粛の解除を行なってその影響で飲食店や夜のお店が再開されて経済を元に戻したことによる影響が出たと思われる。本日は7月12日の日曜日であるが、昨日までの4日間連続して東京で200人以上の感染者が出た。多数は20代から30代の若者で無症状の人が多い。しかしながら中高年も増加傾向であるので、60代以上の免疫の少ない世代はものすごく心配している。政府は本当に無策であって対応を後回しにしているので全てが後手に回っている。このままだと第2波に向かっていくのは当然の成り行きではないだろうか?経済と感染の両立を目指すとしているが、どう考えても経済優先に舵を切っている感が見える。経済を止めたら保証の問題で政府が頭を抱えるのであろうが、両方をうまく回すことが不可能な場合もあるので、もう一度自粛を優先して感染者を減らして欲しい。欧米からは対策に評価されることが記事になっているが、東アジアの国の中では感染者は多い。この1週間で梅雨前線が活動のピークになっており九州を始め長野や岐阜で大雨特別警報も発令され多くの市民が犠牲になってしまった。政治の無能ぶりを感じる出来事にGo-To-Campaignなる対策が出てきたことであろう。国民が我慢していたので、旅行に行ってもらってリフレッシュをするための補助金だ。移動を自粛すべき時に旅行をするようにとは、この国の政治家と官僚の無能さには怒りを感じ得ない。政治家は国民ファーストで税金を必要なところに分担すべきなのに対策が間違った方向に進められていないか真剣に考えてみたい。

- 第8回:感染症の脅威(2020年7月)
7月17日になって政府はGo-To-キャンペーンを今月22日から東京都の人を除いて実施することを決定した。多くの自治体や国民が反対したため全国展開を諦めて感染者が増え続けている東京を除く地域に限定してコロナ対策を実施することを条件に開始することに決まった。コロナの感染者数は全国に広がりを見せ東京で290人となった。過去最高を超えた感染者数であるが、PCR検査数が増えてきたためと東京都知事の小池さんは説明する。それなら感染率はどうかといえばこれも上昇しているようだ。3密を回避する対策を国民全員で守っていた5月〜6月初めは絶対値が改善されていたものの、自粛をやめた途端元に戻った感じがする。数を見たら完全に第2波の到来である。しかしながら政府は経済と感染者の抑制の両立を図っているためどちらか言うと経済もコロナの感染者もどちらも悪化しているのが現状だ。梅雨の長雨で水害や洪水が全国で発生しており、自然災害対策にも対応が迫られている。
こんな時にGO-Toキャンペーンは対策が違うんではと考えてしまう人が大勢いると想像している。

- 第9回:感染症の脅威(2020年7月)
7月27日になっても梅雨が明けず、雨模様の日本列島である。
コロナの感染者は増え続けておりとうとう昨日3万人を超えた。死者は997人となっている。世界に目を向けるとWHOとアメリカの対立が際立ってきた。自分もWHOは何をしているのか疑問であるが、アメリカはWHOは中国よりの集団と一括しており、来年7月にWHOの脱退を示唆している。しかしながらトランプが大統領戦に敗れたらバイデンが脱退を取り止めする公算はもちろん大である。
これに加えて、飛び込んだニュースとしてシンガポールでデング熱が流行し新型コロナと合わせてパニックになっているようだ。570万の人口に対して、すでに5万人がデングに感染だそうである。デングにかかると高熱を発症し死に到る病気なのでマレーシアを含めて恐怖である。世界中がコロナで経済活動がシュリンクしている中でデングによる感染や、地球温暖化が原因の長雨で中国や我が日本では土砂崩れや洪水が頻発している。今年の台風は発生が少なく7月はまだゼロであり8月以降が極めて心配になってきた。2020年は世界史に残る災害の年を迎えてしまったようだ。

- 第10回:感染症の脅威(2020年8月)
ちょっとショッキングなニュースですが、日本のコロナウイルスの感染者の推移をみると1月から6月までの感染者の総数よりも7月単月が上回ったという記事です。第2波は予想の秋から冬のインフルエンザの季節に来るのではなく夏の真っ盛りの7月から8月にきてしまったということです。ウイルスのワクチン開発は世界的に進めているが、まだまだ時間を要すということなので半年から1年間はwith
コロナで生活様式を以前と変えながら待つことが必要です。
このところの政府のコロナ対策の無策ぶりには憤りさえ覚えています。
経済と感染予防の両立と叫んでいますが、どちらもあなた任せでリーダーシップが全く不完全と写ってしまいます。やはり政治家になるには金と人気なので嫌われないように目立たぬようにが根底にあるということか? 台湾の李登輝総統がお亡くなりになり本当に残念です。国を民主化し中国本土と相容れない台湾を統一し見事に国民に民主化を植え付け後継者の蔡英文に引き継がれています。日本の明日はどんな政治家に委ねたらいいのでしょうか?

- 第11回:感染症の脅威(2020年8月)
8月11日現在の世界の感染者数は2029万人、死者数は74万人に上っている。日本は感染者数5万400人、死者数は1060人である。滋賀県の感染症対策支援窓口がLINEに開設されたのでアップデイトして毎日観察が可能になった。各種の支援制度はもちろん、陽性患者の毎日の推移や患者の属性も確認することができるサイトである。居住地、年代、性別、2週間の体調などが個人ベースで匿名で見ることが可能である。つまりLINEを通して新型コロナウイルスの情報をリアルタイムで見ることが可能なアプリが登場した。現在の友達数は116,230人である。もっと多くの人に知ってもらいみてもらいたいアプリである。公式アカウントは、「滋賀県ー新型コロナ対策パーソナルサポート」です。

- 第12回:Digital Concert Hall(2020年8月)
コロナ渦でコンサートに行けないし実演も中止中なので、ゆっくりとホームステイしながらDigital Concert Hallを聴いている。
偉大な作曲家ベートーベンは1770年に生まれているので、今年は生誕250年にあたる。通常なら生誕を祝って色々な演奏会が開催されていただろうが、今年はいつもと違う年であるので生演奏は難しい。そこで、Berlin PhilのDegital演奏をテレビとパソコンで聴いて楽しんでいる。僕の大好きなベートーベンのピアノ協奏曲#5番の皇帝をメータ指揮のルドルフ・ブッフビンダーさんのピアノ演奏でベルリンフィルのハーミニーで見事な臨場感である。クラシック音楽の醍醐味は生演奏にあるが、このDigital Concert Hallは家庭でゆったりとした気分で聴くことができる最高の贈り物である。1週間は無料でアーカイブが聴けるので数多くのベートーベンとそれ以外の作曲家の演奏を楽しむつもりだ。

- 第13回:感染症の脅威(2020年8月)
8月23日現在の日本全国の感染者数は62700名、死者数は1189名に増加した。死者数のうち60歳以上が全体の94%となっていて明らかに免疫力の少ない年寄りや病気の疾患にかかっている人が多い。
但し、ピークは7月の末頃に起きていてここのところは新規感染者は増加傾向であるが、重症者は現象に向かっているとの見解が専門家会議のメンバーの意見である。沖縄などの観光圏にはGoTo Travelの影響もあってか激増して事態が悪化しているものの他県は同じか減少傾向となっている。with Coronaの影響の中で経済の落ち込みは激しくGDPは年間予測値で27.8%のマイナスであった。観光業や趣味娯楽などの落ち込みが激しい。

- 第14回:東海道53次(2020年8月)
8月26日に守山市にある佐川美術館に歌川広重の浮世絵と山下清の絵画展があったので女房と美術鑑賞してきた。テーマは東海道53次の江戸から京都までの宿場町を描いた版画と肉筆画であった。正直コロナ渦の開催のためゆったりと鑑賞できるものと思っていたが、予想以上に会場は混み合っていた。椅子の撤去やソーシャルデイスタンスの徹底もあって作品の数に圧倒されて鑑賞中はそうでもないのに帰ってからちょっと疲れが出た次第だ。江戸から京都までは自分にとって住んだ土地や育った土地や旅行の経験がある場所も多く大変有意義であった。特に広重の作品中にある終点の京都三条は鴨川にかかる三条大橋を旅人が渡る構図であるが、写実的でないため後日修正したものもあるとのことであった。何が違うかと言うと橋の橋脚が実際は石つくりであるが、浮世絵は木が描かれているものである。多分広重画伯は木が似合うと考えたのであろう。絵画は写真と違い写実的にしないところが好きだ。放浪画家の山下清は見事に石の絵を描いていた。

- 第15回:安倍政権の終焉(2020年8月)
7年8ヶ月に及ぶ安倍政権の終焉が8月28日に決まった。
持病の潰瘍性大腸炎の回復が思わしくなく今月の2度にわたる慶應病院での精密検査の結果の判断と国民に向けて演説があった。
コロナ渦での対策に一貫性がないことや、誠実な説明を拒んできたことで支持率も極端に低迷してきた中でここしかないタイミングでの幕引きとなった。思えば2012年に政権交代した後アベノミクスで華々しく登場して今や佐藤栄作を抜いてもっとも長期の政権を樹立した直後の引退となった。ちょうど会社を設立した時に同じく当選したリーダーなので当時を思うと期待に満ち溢れた船出であった。
しかしながら、終わりは迷走を続け期待外れも多く大きなレガシーは何だったのかと寂しくもある政権であった。
良かった出来事と残念な出来事を拾い出してみたい。
・良かった点
1、アベノミクスによる景気の立て直し。
2、オリンピック誘致。
3、日米関係の強化。
4、憲法改正をしなかったこと(できなかったのが正直)
5、消費税引き揚げ。
他にもあるだろうが、レガシーは思いつかない。
・悪かった点
1、ちっとも景気がよくならないこと。
2、無駄なお金の使い方で国の借金を膨大にしたこと。
3、日本の課題である少子化対策に成果が出なかったこと。
4、国を右傾化してしまったこと。
5、日米関係を重んじるあまり、中国や韓国、ロシアとの関係改善が進まなかったこと。
6、日本を格差社会に導きさらに悪化させたこと。
7、透明性に欠けて説明責任を無視し、忖度や空気を読むことに重心を傾けたこと。
8、温暖化対策や環境問題をトランプ大統領と共有し軽視し続けたこと。

- 第16回:感染症の脅威(2020年9月)
本日9月7日であるが、最強の台風が九州をかすめながら東シナ海を北上して交通に多大な影響を与えた。
今のところ被害規模は想像したより小規模のようで少々安心したものである。今後にも備えたいものである。
ところで、コロナ渦は相変わらずであるがようやく第2波もピークは終わり収束に向かっているようである。感染者数は第1波に比べて多いものの若者の感染が多いため重症化も少なく死亡者も1%以下と重症者の割に少なく推移のようである。ワクチンや治療薬も各国で開発が進んでおり今年末には治療が始まるものも期待できるかもしれない。しかしながら新型コロナも時間と共に変異も見られ世界中が収束する見通しは全く立っていない。3密を避ける行動や感染予防対策は今後とも当然ながら継続されるものと思われる。

- 第17回:シカゴファイア(2020年9月)
コロナ渦でもあるので、自宅のNETFLIXでアメリカドラマのシカゴファイアをストーリー1から4まで各23回を続けて見終えた。
シカゴを舞台に地元で起きる火災現場からの救助や消火活動を命がけで行うヒューマンドラマである。毎回40分の事件であるが、それぞれの個性が衝突したり連帯したりする人間の内部を描くドラマである。アメリカ社会の持つ人種差別や銃の保持も事件になるし麻薬やドラッグも登場し現代社会の緊張する日常も描かれている。恋愛もあり破局もあって男女問題も素直な描写で継続するし親子問題や兄弟、恋愛者、子供なども描いていて毎回のストーリーが新鮮である。消防署のボスである大隊長は、署の全員から厚い信頼感を得ており火災現場の判断も的確かつ忠実に判断を下す。梯隊と救命隊は小隊長からの指示で忠実に作業を行い任務に対して逃げずに立ち向かう。救急隊は被害者や怪我人を即座に対処し救急車での的確な判断や救命処置を行いシカゴ救急センターの医師に搬送する。すべてがルーチンであって1秒の時間的余裕もない的確な判断と行動が行われ人命が救われる。場合によって助からない場合もあるが、人間性もあって後々まで引きずる隊員もいる。こんな時に小隊長や大隊長のリーダーシップで悩みを徐々に緩和し立ち直るように仕向けるのが素晴らしい。このようなドラマであるが、日本的な社会性も感じた。それは隊員が息抜きの場所としてハーマンというベテランの梯隊が副業で経営するバーに集まり気兼ねなくアルコールを飲みながら意見交換したり悩み相談する機会があることだ。日本人もアフターファイブは好きで集まって飲み会する機会は多いがドラマのように本音トークはなかなかしないしできないものだ。アメリカ人のスケールの大きさも味わった傑作ドラマに出会った。

- 第18回:政治介入(2020年10月)
2020年もコロナ渦で半年以上が経過したが、先行きは依然として不透明である。こんな非常事態であるが、日本で一番長い首相であった安倍さんがまたしても病気に勝てず辞職した。自民党から3人の立候補(菅、岸田、石破)で争ったがダントツで次期総理になったのが、しがらみのない秋田の農家の長男の菅官房長官である。安倍さんのいない安倍政治がまだ続くことは、大変な不幸であるがこれも国民が決めた国会議員から国会議員票と都道府県の代表の票から選出なので異論は挟めない。まずは菅さんは安倍路線を継承するという立場なので希望は持てないだろう。希望どころか早速であるが10月1日付けの学術会議のメンバーから推薦された6人を承認しないという前代未聞の出来事があった。6人は政治に批判的な言論のある学者ばかりだそうで政治が学問に介入したとして大騒ぎになった。毎日新聞の1面が同日の株式市場のトラブルで全面停止よりも大きな事件として取り上げられてしまった。株式の停止も世界に与えた驚きは大きかったが、これ以上というのが毎日新聞の記事から読み取れた。

- 第19回:感染症の脅威(2020年10月)
10月2日にアメリカのトランプ大統領はコロナウイルスが陽性に感染したことが判明した。即座に隔離のためワシントンの陸軍病院に入院した。このところのマスコミのトップニュースはこの話題である。大統領選が11月に迫る中での入院となりアメリカが動揺している。
酸素吸入やレムデシベルの投与も行っているとの情報である。お年も74歳とご高齢なため心配している。10月3日現在の世界の感染状況は、3480万人で死者は103万人に至っている。
マスクや三密を軽視していたトランプ大統領は、何を感じアメリカ国民にどのように映っているのか興味が大きい。

- 第20回:植物に見る環境異変(2020年10月)
10月に入りようやく涼しくなってきたこの頃です。今年は女房が裏庭に朝顔と夕顔を並べて植栽しましたが、本来咲くと思われた7月から9月はほとんど咲かず、蔓ばかりが背が高く伸びていました。連日の暑さのせいか花が咲かないで終わりかなと思っていたら10月になって満開になりました。温暖化で過去の常識は覆った感じを強く持った気がします。
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- 第21回:ラモー作曲「雅のインド人の国々」(2020年10月)
ラララ・クラッシックで初めて聞いた曲にハマった。イタリアバロック音楽が栄えた時代にフランスで花咲いたフランス人のラモーが作曲した「雅のインド人の国々」である。バロック調であるが旋律がスイングするようなエレガントでメリハリのある力強い音色のオペラである。これを2019年のパリのオペラ座で上演した姿はヒップホップ系ダンサーの振り付けで異色である。インドの国々とは面白い言い方であるが、ヨーロッパ以外の国々という場所がセットされているそうだ。トルコ・ペルー・ペルシャ・アメリカで愛が成就されていく物語である。
音楽も異色だが、この時代にこのような踊りを取り入れた音楽を作曲したラモーという作曲家に非常に関心を持った次第である。

https://youtu.be/TfQJZ76WR0U

- 第22回:感染症の脅威増大(2020年11月)
11月12日の1日の新型コロナ全国感染者数はとうとう過去最大化の1650人超に増大した。Go to travel、 Go to eatはもちろんスポーツや遊園地の観客動員も徐々に増大した結果がこの数値に現れた。しかも冬になると寒さのせいで換気や手洗いも不十分になるため悪条件は増大する。世界的にも欧州の感染者は依然として増加の一途だしアメリカは世界一感染者数と死者数の多い国である。withコロナの時代をどうやって乗り越えられるか各国の紫金石が試されている。
このままいくと欧州のように行動に制限が出されてもおかしくない現状である。オリンピックの実施についてはマスコミも禁句のようで話題にならないのが気味が悪い。

- 第23回:感染症の脅威増大(2020年11月)
コロナの感染拡大が止まらない。連日感染者が最多更新である。とうとう11月20日に感染症分科会が政府に今まで通りの対応を継続したら早晩医療提供体制が逼迫する可能性が高いという提言を取りまとめた。今から3週間程度の集中期間を設けて地域間の移動の自粛と飲食店に対する営業時間短縮要請を政府に対して提言した。特に旅行需要喚起作のGO TO TRAVELの運用の早期改善を検討するように強く要望した。とにかく強い対策を取らないと感染は止まらない。予防策のマスク、手洗い、消毒は日常として必要である。早期に政府は国民に方向性を示さないと収束は手遅れになりかねない状況になっている。

- 第24回:感染症の脅威増大(2020年11月)
コロナ対策を話し合う政府の分科会はとうとう感染が急速に拡大する一部の地域に「ステージ3相当」の対策を今後3週間に集中して行う必要があると提言した。地域としては北海道の札幌市、東京23区、名古屋市、大阪市が該当するとしている。必要な対策としては、酒を提供する飲食店の営業時間短縮、感染拡大地域との往来の自粛、G oToトラベルの一時停止などを必要としている。トラベルについては感染拡大地域からの出発分も除外するように提言している。
このままいけば、春の第一波と同じように緊急事態宣言の発令につながる可能性が極めて高い。不要不急の外出は避けて、仕事はテレワークなど3密の防止が再度実施されるであろう。人間は忘却する動物であり過去の苦い経験を忘れたいと考えてしまいがちであるが、ここは冷静に考えてコロナ対策を真剣に考えて生活したいものである。

- 第25回:りゅうぐうから無事にサンプルが帰還(2020年12月)
JAXAのチームが打ち上げた衛星はやぶさ2が地球と火星の間にある小惑星のりゅうぐうから地下と地表のサンプルを日本に持ち帰るミッションに無事に成功した。オーストラリアの協力のもとオーストラリアのウーメラの砂漠地帯に12月6日に無事に帰還した。わずか40センチのサンプル容器であったが無事に回収できた。今後オーストラリアから日本に運ばれて日本で徴収した宇宙の物質の分析を行う予定とのことである。まずは多大なお金を投資して他国の協力のもとミッションを無事に成功させた日本の宇宙技術に対してあっぱれであった。玉手箱を開いて分析結果が非常に楽しみである。

- 第26回:感染症の脅威増大(2020年12月)
師走も中盤になって相変わらずコロナの猛威は収まらず。ここへきてようやくGo To Travelの中断を政府が決断した。感染者数が増加傾向にあって重症者の患者も増加し医療関係者が悲鳴を上げ続けたわけであるが、一向に策なしで国と県の責任の擦り合いに国民は怒りがMAX状態であった。政府の菅内閣の支持率も毎日新聞は40%まで下がり、不支持が支持を上回ったという世論にようやく重い腰を上げた格好である。しかしながら年末年始を今までのように過ごせないことは国民の総意であってもどうしたら良いかを政府が示さないため重苦しい空気に変わりない世の中である。

- 第27回:感染症の脅威増大(2020年12月)
2020年も暮れを迎えているが、コロナ禍の世の中は一向によくなる気配が見られない。政府の専門家や医師会からは医療崩壊であって医療の非常事態宣言がとうとう発令された。しかしである。ようやくGoTo Toravelの中断は決まったが政府から国民にどうあるべきかの具体的なメッセージが乏しい。日本の政治問題か国民の理解度の問題かは別として全体的に危機意識とか確実な情報提供とかのサービス業務が貧困すぎると考えられる。深刻な事態にも関わらず政府が出すメッセージには医療現場の危機感が共有されているような切迫感が全く伝わってこないのである。11月末からの勝負の3週間が失敗に終わったのは自粛を国民に要請するだけの国民任せのやり方が通用しないことを反省すべきと思う。今が正念場であるならもっと強いメッセージを政府のリーダーが決定しルール破りがいたなら強い罰則を国民に強いる体制作りが必要である。僕がリーダーなら会社は全てテレワーク、製造業など現場があるところのみ例外処置。観光地は全て時間制限、飲食店はテイクアウト、交通機関は間引き運転、学校も自宅でリモート事業、必要なパソコンやネットワークは全て政府が国民に支給するなど取り組む姿勢を見せるはずであるが???
このままでは、年明けもコロナの拡大にブレーキはかからないし、欧州やアメリカの二の舞にあって死者も激増するだろう。

- 第28回:鬼滅の刃(2020年12月)
鬼滅の刃の映画「無限列車編」が歴代の映画の興行収益でトップとなった。鬼を退治するアニメであり、漫画からコミックにそしてテレビ化され映画化まで行い2020年10月に興行してわずか2ヶ月ちょっとで2400万人の動員数で326億円の売り上げとなった。孫たちからも主人公の炭治郎と妹禰󠄀豆子の兄弟愛の話を聞いたり登場するキャラクターの名前をたくさん耳にして話題に付き合うためにネットフリックスのテレビ映画を夢中で見ている2020年の暮れである。
鬼滅の刃 2020-12-27 10

- 第29回:今年の10大ニュース(2020年12月)
第1位:新型コロナの世界的脅威
1年前に中国の武漢で発生した新型コロナは変異を繰り返しながら世界中に瞬く間に拡散してしまった。世界全体の感染者数が今年度末で8334万人、死者数が181万人に達した。この間アメリカやイギリスを中心に治療薬やワクチン開発が進んでおり既にイギリス、アメリカで接種が始まっている。このウイルスの怖さは空気感染でなく飛沫感染であってソーシャルデイスタンスを守れば予防できるという当初の見通しが疑問になってきたことである。
第2位:新型コロナの日本での感染の激増
日本も3月に第一波が発生し、第二波のあと10月頃から第三波に襲われている。この間に政府は経済とコロナ対策の両立を図り自粛を段階的に緩和してきた。ところが、春先から専門家の発言通り感染者は日々に増加し都市部から地方に拡散の一途である。特に東京、大阪、名古屋は医療体制が逼迫してきており助かる命が救えないという医療崩壊が寸前との話である。このまま推移すれば、地方の脆弱な医療体制の地域は壊滅状況に陥る可能性も出てきた。年明けからが心配である。
第3位:家族の健康
毎年のことであるが、家族全員が大病や災難がなく平穏に歳を送ったことが幸せな1年であった。
第4位:鬼滅の刃のヒット
漫画、コミックからテレビ化され映画の上映にもなった鬼滅の刃が日本全国で大ヒットした。鬼がコロナとすればコロナを倒すために必死に戦った炭治郎は医者の姿にも映る。そんなところがヒット作の要因のひとつかなと最近考えている。しかしながら子供にも大人気のアニメ漫画となった。
第5位:ステイホームによる新生活
3密しない生活や夜の飲食店の時間制限等もあって会社員の仕事の形が大きく変化した。時差出勤や自宅でのリモート業務、残業なしなど仕事の仕方がコロナによって心機一転となってきた。日本の長時間労働やくだらない会議を減らすことが可能となって有意義な自分の時間も生み出せて新生活様式が生まれた。定着するかどうかは極めて疑問に思っているが???
第6位:トランプ大統領失脚
トランプ体制は4年で終わり民主党のバイデン体制になることが決まった。自国主義に徹してアメリカファーストを叫んだ大統領は失脚した。
第7位:安倍政権の終焉
2012年から20年の9月まで続いた自民党の安倍政権がようやく首相の交代となった。といっても本人が潰瘍性大腸炎という難病により辞任による交代である。長期政権であったが、この間に成果はなんだったのだろうか?お金をばら撒いて国の借金を大きく膨らませたリーダーであったので負の遺産が大きいように思う。
第8位:東京オリンピックパラリンピックの1年延期
コロナの世界的蔓延によって8月開催予定のオリンピックは1年間延期となった。本当に実施できるかどうか甚だ疑問である。
第9位:はやぶさ2号の帰還成功
JAXAの探査機はやぶさから小惑星リュウグウの岩石採取が成功し見事に日本に帰還した。暗いニュースばかりが目立つ今年のニュースの中でちょっと明るいニュースであった。
第10位:甲子園の高校野球が春夏ともに中止
高校野球に限らずスポーツイベントは中止や無観客試合の実施や観客を絞っての競技の実施で選手関係者にとってはかつてない状況下に直面した。コンサートや舞台など娯楽一般も同様で日常では考えられないイベントが続き来年も早期には回復できないという状況で楽しみにしている我々観客側も我慢が続いている。

- 第30回:非常事態宣言(2021年1月)
2021年の年明け後、コロナの新規感染は激増の一途となりとうとう一都三県で緊急事態が発令された。期間は1ヶ月で飲食を伴うお店の営業時間の午後8時までの短縮という緩い対策になっている。医療がほぼ崩壊となり新規感染者を受け入れる病院がないのが実体である。にもかかわらず遅い対応でかつ緩い規制であるため個人的にはまだまだ心配である。マスコミは何もしないよりはマシ程度の反応だし国民も若者中心に繁華街や飲食店に繰り出す始末である。ヨーロッパや中国が厳しいロックダウンをしているのに対してなんと緩い対応なことか?本日9日には近畿の2府1県も非常事態を政府に宣言した。愛知も追従した結果、人口の半分くらいで緊急事態態勢になる。しかし、学校は普段通りだし特別にロックダウンも行わない。コロナも変異もわかってきたし若者や小学生以下も感染することが多くなっており将来の若者が正しい行動をする姿に政治家の知恵やリーダーシップでコントロールすることが強く求められている。

- 第31回:緊急事態宣言(2021年1月)
1月15日現在で11の都道府県が緊急事態宣言を発出した。ステイホームやテレワークやイベントの規模縮小、飲食の営業時間の短縮が緊急事態のお願い対策である。生ぬるいし、罰則も無く目下検討中である。実際のところ東京渋谷は人通りが減るどころか1週間前より増えたそうだ。こうなるとリーダーの統率力の無さだけの問題ではなく、国民の意識の足りなさの問題だ。教育やマスコミ、地域社会の問題が大きいと感じる。いつの間にか絆や助け合いの日本固有の文化が縮小化して個人が良ければ何をしても構わない、許されるという考え方が蔓延されてきたような昨今にものすごい危機感を感じるこの頃である。

- 第32回:アウトブレイク(2021年1月)
カナダ映画のアウトブレイク(感染拡大)をNETFLIXで映画鑑賞している。新型コロナ感染症を流行前の2019年に製作したドラマで全編10回ものである。今のコロナ禍を予言したような内容の映画で感染症の専門家の医師が感染症の特定と対応に奔走する話である。コロナが流行する直前にこれほどリアルな映画が製作できたことがまず持ってミステリーである。ウイルスの細菌によって肺炎などで苦しむ患者や感染者の差別、報道の制約などが大変リアルな内容で現在戦っている最中の出来事が1年前に予測されたという事実に大変驚いている。結末がどうなるかまだわからないが、この映画はマスコミや政府のありきたりの説明に疑問を持った時だからこそ多くの人に見てもらいたい気がしてならない。

- 第33回:アウトブレイク続き(2021年1月)
アウトブレイクの全編を見終わった。映画の中で新型コロナウイルスはCOVAと呼ばれている。原因究明が進みメキシコから渡ってきたコウモリの糞が、ペットショップで飼育されていたフェレット(イタチの小動物)が媒介して人間に移したウイルスであった。映画はコロナの感染者が20日間ゼロが続き終息宣言となった。しかしながらドラマはワクチンの投与が本来すべき人に渡らず、権力によって接種者を入れ替えしたという行為が本人と犠牲者の家族に知れたことによって複雑な終末を迎えて終わった。アウトブレーク2が間も無く解禁されるそうなのでこのドラマの続きは次回の映画に委ねることになる。
映画がリアルすぎで驚きは隠さないが、実際のコロナ禍は今まさに世界中が第3波の最中であり収束の気配は依然見えてこない。日本のワクチン接種は2月末から始められる予定だそうであるが、欧米の製薬会社のワクチンは7700万人分しか確保されていない。全員に行き渡る道筋がはっきり示されないのは政治の責任である。

- 第34回:緊急事態宣言(2021年1月)
感染拡大は未だ止まらず。世界全体で本日1月28日で1億人を突破した。世界人口が77億人で分かった数だけですでに1億人が感染。統計の数値からして多分倍くらいの数が感染していると予想もある。日本は11の都道府県に緊急事態宣言が発令中であるが解除の目処は立ってない。当初は2月7日が期限であったが延長論が強まっている。日本医師会や専門家委員は、一定の効果は表れているが過大評価することは禁物で現在の体制を当分継続することが現実的と国や政府の楽観論者に釘を刺しているのが現状である。

- 第35回:麒麟がくる(2021年2月)
昨年の大河ドラマ「麒麟がくる」の44回目の最終回が例年と違い歳を跨いで2月7日に終了した。明智光秀(十兵衛)が本能寺で主君の織田信長を殺害した本能寺の変で幕が閉じた。ドラマでは光秀が謀反の結果として秀吉に殺害されるシーンは出てこなく、まだ生きて馬に乗って駆け出しているシーンで幕となった。ドラマなので史実に基づいているものの歴史上の解釈もいろいろある中で光秀が主君を殺害した理由は、これ以上の信長の暴走を食い止めることにあった。足利義昭を殺害するように命じられたり、徳川家康の息子を家康に殺すように命令する信長をこれ以上許しては平穏な世の中は訪れず、麒麟は世の中に来ないことになると悟ったようだ。そこで光秀は明智勢のみで主君の信長を殺害することになり、その後歴史上は中国大返しを行った秀吉軍に敗北して秀吉の時代に変わっていく。これが教科書で習った戦国の室町時代の終焉である。光秀は理性があって聡明であるが大将の器ではなかった。あくまで主君の信長に物申すが従順な参謀であった。歴史上は主君を裏切った謀反者であるが、これを実行できるのは斎藤道三から大きな日本を託された者の責任感と信長の暴走を止められなかった自虐のため、主君を殺害するに及んだと考えたい。自害する信長が話した「是非に及ばず」は自分の行動を制御できるのはやはり光秀しかなかったと最後に悟ったのかもしれない。

- 第36回:緊急事態宣言継続中(2021年2月)
2月7日までの発出であった緊急事態宣言は栃木県を除き継続が決定した。宣言後は新規の感染者数は数値上は減ってきている。しかしながら高齢者の死者数が増加し極めて危険な状況である。病院が感染者で溢れてきており、病院に入院できない感染者が自宅待機であることも原因であるし、死者の内訳は高齢者施設(老人ホーム、介護センター)での集団感染によるところが大きい。頼りのワクチンであるがすでに60カ国以上で接種が行われているが、公式には日本はまだ始まっていない。早くて今月中旬らしい。イギリスから始まった接種はすでにアメリカやイスラエルでも多数の民間人が摂取しており今のところ大きな副作用はない。日本は薬の開発も遅れ欧米からのワクチンの入荷も遅れ接種の体制もできていない。国が準備したワクチンは都道府県に廻り市町村が場所を確保してスムーズに接種することになるが、具体的な日程も場所もワクチンの確実な保管場所もはっきりしていない。日本もいよいよ41万人の感染者で6700人の死者数になった。WHOのメンバーが中国武漢に1年経ってようやく立ち入り調査を行って結論を出した。原因は未だ不明であるという結論であった。中国武漢の研究所から発生した者でないことは裏付けがあったらしい。中国政府の話に信憑性があったとWHOが結論づけたことに対して自分としては疑わしさが消えない。

- 第37回:ワクチン接種開始(2021年2月)
すでに70ヵ国以上で始まったワクチン接種であるが、先進国で最後に日本も今日2月17日から医療関係者から接種が始まった。アメリカ製薬会社ファイザー社のワクチンである。副反応を見ながら医療関係者を皮切りに全国民に接種の予定である。高齢者は4月から始まる予定。ワクチンは2回接種となるためほとんどの国民が接種終了までに今年いっぱいはかかると思われる。ワクチンが切り札と言われているので安全安心を条件に国民の参加義務が必要である。中には副反応を恐れたり、自分は大丈夫と自己暗示で接種を断る国民もいるそうだが、感染しないことも大事だが感染させない点も熟慮して賢明な対応を求めたい。政府の緊急事態宣言は依然として解除されていない。

- 第38回:びわこマラソンで日本新記録(2021年2月)
恒例のびわこ毎日マラソンが今年で最後のレースが決まりその大会で富士通の鈴木健吾選手が日本新記録を達成した。時間がなんと2時間4分台ということで過去の5分台の日本記録を見事に破った。びわこマラソンは歴史もあり第76回大会ということであるが、来年からは場所を変えて大阪マラソンということで開催されることが決まっている。最後の大会で見事に日本記録が出た。過去に難コースで記録が出にくいと言われたびわ湖マラソンで達成されたことは本当に見事である。家からすぐ近所の夕照の道を往復していく42kmのマラソンコースを来年から沿道で応援できない寂しさのためか漕艇場の沿道には普段より多くの一般の応援があって歴史に残る大会になった。コロナ禍でなかなか外出が難しい状況が続いており、今日はテレビで熱い応援ができて大変よかった。

- 第39回:緊急事態宣言解除は?(2021年3月)
2月28日で愛知や大阪などが緊急事態宣言の解除となり、残すところ首都圏1都3県のみとなった。3月7日までの延長期間に対して首都圏は下げ止まりの傾向が強く更なる延長に踏み切る公算が強くなった。最大2週間の延長を政府に依頼することになる公算が強い。新規の感染者は減少傾向になるもののコロナの変異株は増加しているし、ワクチンも体制が遅れており接種の目処は確定されていない。おまけに冷凍庫の故障で大切なワクチンが1000人分無駄となったとのニュースが飛び込む次第である。杜撰な管理は誰を叱責したらいいのか? この国はいつの間にか管理もいい加減な後進国に落ち込んでしまった。国力を左右する人口問題の対策も全く遅れており、これでは10年後や子や孫の世代について大いに悲観的に感じるのは僕個人の悲観論であればいいのだが心配である。

- 第40回:震災10年(2021年3月)
2011年の3月11日の午後2時46分。未だ経験しなかった大地震が東北地方を襲い死者1万5900人、不明者2500人以上、関連死者3700人以上の合わせて22200人以上の尊い命が奪われた。当時を思えば九州から出張の帰りにテレビニュースや新幹線の遅れのニュースで知ったことが走馬灯のように蘇る。それほどこの10年は長いようで短い年月を日本人に焼きつけた災害であった。今後の指針を考えても10年では復興はできることに限度があるし、人々の心の中からは被災者の気持ちを考えれば到底悲しみは無くならない。
この大災害の教訓は避難所の整備が想定外であったことや福島の原発が安全でなかったことに尽きる。原発の後処理は今も続いておりまだ30年後にも完全に終わっていない可能性も高い。放射線量は今でも高い地域があり帰還困難地域が存在し住民の避難は続いているのが現状である。7年くらい前に当時の首相は福島や原発の後処理はアンダーコントロールと高々と国際社会に宣言し東京オリンピックを誘致した日本である。過去に戻せるならこんな嘘のはったりの宣言はしてはならなかった。この宣言があってオリンピックの誘致が成功し2020年に東京でオリンピックを開催し日本は暗闇から甦ったと世界にアピールして日本の力を世界に認めてもらいたかったのが政府や政界の考えだったのではないか?しかし、今はコロナ禍でいつ終息するかも見通せない状況である。オリンピックのために税金の無駄遣いは代償が大きいけれど、嘘をついて復興した日本を世界にアピールしなかったことが東北の人々の感情を考えると救いと思う。オリンピックは1時の興奮だけだが、復興は長い辛い一生の生活である。オリンピックは中止か実施かまもなく決定されるが、選手には気の毒であるがやる意味も価値もないのではないかと本日の震災10年の式典をテレビで見て深く感じたものである。

- 第41回:緊急事態宣言解除(2021年3月)
首都圏の緊急事態宣言の解除が決まり3月22日からは緊急事態が解除される。新規感染者は下げ止まりであるが、これ以上緊急事態を宣言しても何も改善が見られないという理由からの解除である。3月は卒業、入学、新年度のスタートで人の出会いや別れの月である。解除しないと放置したままでは非難が避けられないことやオリンピックをどうするかという難題も考えた挙句の結論に違いない。コロナ禍が2年目の春となったが何故か温暖で桜の開花が始まって例年よりもかなり早い満開予想になっている。ワクチン接種に期待が高まった。

- 第42回:緊急事態宣言解除(2021年3月)
コロナ対策もワクチン頼みで緊急事態宣言の解除により新規感染者は増加傾向がはっきりしてきた。桜の季節でお花見客が東京上野や東京千鳥ヶ淵では例年並みの観光客で賑わっている。ニュースを見る限りコロナ対策でマスクして3密を回避すれば感染予防と考えている人々の真理である。オリンピックも含めて本当に大丈夫か心配な今である。オリンピックは巨大な商業イベントのため利権が大きく絡む。当然ながらスポンサーとの契約が終わってからのコロナ感染であるため電通や組織委員会の利権もあって中止とは決定できない事情があることは推測できる。しかし、海外からの観戦客は入場しないことが決まって今は日本の観戦者をどうするかという議論を行なっている最中である。平和のイベントがいつの間にか利権優先のオリンピックとなっていて日本だけでなく世界に感染者が増えることにでもなったら、世界に恥を晒す日本になってしまうことを懸念している。

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