PVリサイクル装置
PVリサイクル装置
PVエコラインは、持続可能な資源循環社会に大きく貢献できる設備です。
現在国内には、いろいろな方式によりPVリサイクルが可能となっています。
PVエコラインが他の方式と最も異なる特徴は、ガラスカレットの品質熟度にあります。他のすべての方式がガラスカレットを重点化するのではなく専用の装置でセルとカバーガラスの分離を行いますが、PVエコラインは、独自方式で汎用処理を可能にしています。
PVガラス以外にも自動車ガラス、建築ガラス(合わせガラス、強化ガラス、複層ガラス)もクリスタライナーで処理が可能になっています。剥離されるカレット中に不純物を混入しない工夫をしており、ガラスの剥離率は80%程度と高くないですが、後工程にガラスと不純物の選別工程を不要にしたシンプルな装置となっています。
PVセル電池は、ストリングス同士を半田付けにより一体化するためセルには鉛が使用されます。鉛は有毒物質で土壌環境基準によれば検液1リットルにつき0.01mg以下であることが基準値になります。
セルが破砕されるとガラスカレット中に含有のリスクが高まりますが、クリスタライナーはそのリスクがありません。
下記の模式図を参照願います。
このことから環境省の目指すCO2の削減にも寄与できる低動力で高度リサイクルを実現しました。よって、2021年度のCO2排出抑制対策の補助事業に採択されました。
https://youtu.be/z8nPZ6qdXNo?si=vaayyaxVzW8H4vBG
人口珪砂製造装置のビデオはこちらです。
https://youtu.be/8yrfji4HayM
一般家庭やメガソーラーで大量に使用されている結晶型シリコンタイプの太陽光パネルのリサイクル装置を開発し2020年秋からラインアップし製作を開始しました。
装置としては、太陽電池からアルミ枠とジョイントボックスを自動で外す装置(ADFL)と太陽電池モジュールからガラス部分とセル部分を分離するためのガラス破砕装置クリスタライナー(FDS1250PV)からなります。
上記の装置はそれぞれ独立した設備ですので、アルミ枠外しのみ実施の場合やガラス破砕のみ実施の場合でも単独での使用が可能です。
この度弊社の開発した装置は、2015年のNEDO研究開発事業での成果をもとに最も安価な投資で確実なリサイクル方法を生み出して拡販に至ることができました。クリーンなエネルギーとして脚光を浴びる太陽電池もおよそ20年のライフサイクルと言われております。出力の経年劣化はもとより自然災害や故障などで年々廃棄量が増加することが確実視され、2030年ごろからは日本国内だけでも約80万トンの廃棄が予想されています。この問題は世界のエネルギーバランスが石炭火力、原子力から自然エネルギーにシフトしていることからして、ますます太陽光発電の果たす役割が大きくなることは疑う余地がないと言えます。
そこで、日本国内に限定せず海外にも設備の輸出を拡大し弊社と連携企業の総力を上げて拡販に努力していく所存です。
太陽光パネルのリサイクルは、説明の通り独立した2工程から実施することにより効率的に処理が可能です。
以下のダウンロードボタンに工程を図示しています。
納品済みの設備については、以下の写真及びコマーシャルビデオをご覧いただき内容について詳細のお問合せをお待ちしております。
導入先の国際資源リサイクルセンター様のHPに掲載されています。
https://www.e-recycle.co.jp/solar-glass-recycle/
ADFL(PVパネルアルミ枠外し装置)、FDS1250PV(PVパネルガラス破砕装置)、ミルサイザー(人口珪砂製造装置)についてはすでに工業所有権としての特許登録を行っています。
PVリサイクル装置の販売は(株)あさひで実施していきますので、下記のHPをご一読願います。
仕様等なんでも構いませんのでご質問についてのフォームにてお待ちしております。
ADFL(PVパネルアルミ枠外し装置)の特許証
*特許第6902240号(2021年6月23日登録)
FDS1250PV(PVパネルガラス破砕装置)の特許証
*特許第6892095号(2021年5月31日登録)
ミルサイザー(人口珪砂製造装置)の特許証
*特許第7121417号(2022年8月9日登録)
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