合わせガラス中間膜剥離装置NDF1000Sタイプ
本装置は合わせガラス破砕装置(FDS1250又はFDS650)によって破砕された合わせガラスの中間膜に残存付着したガラス片から完全にガラス片の付着しない中間膜を取り出すことができる完全リサイクルの可能な剥離装置です。
本装置は、日本板硝子から技術ライセンスされた装置であり、特殊な剥離液(極めて安全な溶液)を使用することにより完全分離が可能になったものです。
特長
- 型式は横型回転ドラム式で、特殊な剥離液の中でドラムの回転によって中間膜に付着したガラス片を除去します。
- 除去されたガラス片は剥離液によって順次回収されてカレット受けに搬送される。剥離液は剥離液タンクに回収され循環使用されます。
- 剥離液はガラス片の回収、バレルタンクの液面保持と剥離液の温度保持のため剝離運転中は循環しています。
- バレルタンクへの中間膜付きガラスの投入、中間膜の取り出し以外はバレル運転は全自動運転となっています。
- 剥離液は系外持ち出し、蒸発のため新液の補充が液面下端の状況を検出した都度必要になります。
主な仕様
- バレル回転用モーター つばきギアモーターGMTA150-50L165ZW
1.5kw 4P AC200Vインバーター 3 相 50/60Hz
- ホースポンプ SPX-50R55E44F 5.5Kw
- 剥離液循環用遠心ポンプ SE32-15HF 1.5Kw
- カレット受けホッパ駆動用 LPF200M1.0VL DC24V
- 板フランジヒーター PL5-3550-510 5Kw AC200V 2本
- 主電源 AC200V 3相 及び DC24V
- 標準付属品 カレット受けタンク 1台
膜取り出し用フック
原液特殊剝離液(希釈して使用)
- オプション 中間膜用水洗浄タンク
膜乾燥ヒータ装置